「何をもたもたやっているんだ」…五輪ビジネスで辣腕振るう「ドン」に誰も逆らえず!?

[オリンピックの腐敗
 東京2020」は汚職されたのか?–「東京2020」が汚職された。東京2020オリンピック・パラリンピック冬季競技大会組織委員会の高橋晴行理事(78)が、大会スポンサーのAOKIホールディングスから多額の賄賂を受け取ったとして、17日、東京地検に逮捕された。多額の賄賂を受け取ったとして、大会スポンサーのAOKIホールディングス。関係者の証言をもとに、大会の舞台裏で展開された癒着の実態を検証する。
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件の構図
青木は何度も高橋を「訪問」していた
(写真:読売新聞社)。
 2018年9月のことだ。2018年9月、高橋はAOKIの青木宏典元会長(83)(収賄容疑で逮捕)らと都内の飲食店で面会した。2年足らずで開催されることになったフェスティバルの話をしていた。
 その席で、青木は1枚の紙を差し出した。そこには、オリンピックのロゴ入りスーツなど、AOKIのオフィシャルライセンス商品に関する要望が書かれていた。会議の目的は、約1カ月後に大会スポンサーとなるAOKIが、高橋に「要望書」を手渡すことだった。
 AOKIらは、高橋が経営する東京・六本木の高級ステーキ店で、こうした「高橋詣で」を繰り返していた。国内外に幅広い人脈を持つ高橋の絶大な影響力に頼り、五輪商戦を巧みに展開しようというAOKIの思惑が透けて見える。